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陽子線治療の基本的な条件 

陽子線治療に向いているがん 

すべてのがんが陽子線(粒子線)で治療できるわけではありません。先行する治療施設での経験により、からだの中でがんができた臓器により、陽子線には得意・不得意があることがわかっています。
現在、陽子線治療に向いていると考えられるがんは、頭頸部(鼻腔や副鼻腔、唾液腺・頭蓋底など)、肺、肝臓、前立腺、膀胱、食道、膵臓などの原発性がんに加え、直腸がん術後の骨盤内再発や単発性の転移性腫瘍(肝転移、肺転移、リンパ節転移)などがあります。
※実際に治療ができるかどうかは部位の他に、がんの大きさや進行の状態、体力も考慮して決めます。

陽子線治療で治療できない"がん" 

陽子線(粒子線)治療ができない代表的ながんに、胃や大腸など消化管のがんがあります。胃腸の粘膜は放射線により潰瘍ができやすく、一般に放射線治療の対象となりません。
胃や腸と接している、あるいは近接している場合も粘膜潰瘍のリスクがあり、陽子線治療が困難なことがあります。

がんの大きさの制限 

陽子線の治療効果は照射した範囲内に限られます。肝がんでは12cmを超える場合には技術的に治療が難しくなります。
がんがこの大きさ以下で、しかも陽子線治療を行う範囲以外にがんの広がりが無い場合に、十分な治療効果が期待できます。

進行期の制限 

がんのもとの病巣(原発巣)から、他の臓器(肺、肝臓、骨、脳など)に複数転移している場合は、陽子線では完治させることが困難です。
また、複数のリンパ節へ転移が広がっている場合も十分な治療効果は期待できません。(ただし、頭頸部がんの場合に手術で転移しているリンパ節をすべて取り退いた場合には原発巣への陽子線治療が可能です。)

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