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症例紹介 

食道がんの陽子線治療 

・主な適応
 手術適応外または手術拒否例のStage T〜V症例。
 鎖骨上リンパ節転移によってStage Wとなっている症例は治療対象としています。
 術後再発症例も治療対象とすることがあります。

・陽子線治療
 1日1回で週5回の治療を行います。
 最初に放射線治療で20回治療し、その後、陽子線治療で14回治療します。
 治療効果によっては治療を追加することがあります。
 70歳未満で合併症(腎機能障害など)がない場合は全身化学療法を併用しています。
 70歳以上は基本的に化学療法は行いません。

・治療効果
 StageT症例の3年全生存率:90%
 StageU-V症例の3年全生存率:55%

・主な副作用
 治療中の陽子線による副作用として皮膚炎、食道炎があります。
 特に放射線による食道炎は程度の差はありますが必ず生じます。
 化学療法を行った場合は白血球や血小板の低下、貧血、腎機能低下などの副作用が生じることがあります。
 治療後の副作用として食道潰瘍、食道狭窄、食道穿孔、放射線肺臓炎、心機能障害などが起こりえます。
 特に食道穿孔はT4症例など腫瘍が周囲へ浸潤している症例に生じる可能性が高いと予想されます。

従来の放射線治療の線量分布と陽子線治療の線量分布の比較
※心臓や肺への線量が少なくなっています

食道がん食道弾
       従来の放射線治療              陽子線治療線

症例1:食道癌
食道内に出血を伴った隆起性の腫瘍を認めていましたが、陽子線治療後腫瘍は消失しています。胸のつかえ感も改善しました。
胸部食道癌 cT3N1M0(UICC2002)

胸部食道がん cT3N1M0(UICC2002)
食道がん食道がん
       治療前 食道内視鏡           治療後 食道内視鏡

症例2:食道癌
胸部食道癌 cT4N0M0(UICC)

胸部食道がん cT4N0M0(UICC)
食道がん食道がん
       治療前 PET/CT              治療後 PET/CT

症例3:食道癌
頸から胸にかけて大きな腫瘍を認めています。手術を行うと声が出せなくなります。陽子線治療によって機能を温存しながら治療することができました。
頸部食道癌 cT4N1M0(UICC2002)

頸部食道がん cT4N1M0(UICC2002)
食道がん食道がん
       治療前 PET-CT              治療後 PET-CT

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