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症例紹介 

肝細胞がんの陽子線治療 

・主な適応
 最大径が15p未満の腫瘍。
 Child-Pugh分類がAまたはBである。
 腫瘍の近くに消化管が存在しないことが望ましい。
 多発していても一つの照射範囲内(15p以内)に含められる場合は治療対象とすることがある。

・陽子線治療
 1日1回で週5回の治療を行います。

 肝細胞がんは腫瘍サイズや正常臓器との位置関係により以下の3つのグループに分けて治療を行っています。
 GroupA:腫瘍が末梢側にあり、腫瘍サイズが5p以下であるChildA症例は10回で治療します。
 GroupB:腫瘍が肝門部側に近接する病変、腫瘍サイズが5p以上の病変、ChildB症例は22回で治療します。
 GroupC:腫瘍が消化管に近い症例は35回で治療します。

・治療効果
 局所制御率   1年:94%
         2年:85%
 全生存率    1年:70%
         2年:52%

・主な副作用
 皮膚炎、消化管出血、肋骨骨折などが生じることがあります。
 GradeT-Uの肋骨骨折が30%未満の割合でみられるが、GradeV以上はみられていない。

肺動脈塞栓療法施行後の腫瘍残存部位に陽子線治療を施行した例
肺がん肺がん肺がん
     治療前 PET/CT        陽子線治療線量分布       治療後 PET/CT

胆道系腫瘍 

・主な適応
 遠隔転移がない胆道系腫瘍(肝内胆管がん、肝門部胆管がん、総胆管がん、胆嚢がん)。
 腫瘍の近くに消化管が存在しないことが望ましい。

・陽子線治療
 1日1回で週5回の治療を行います。
 症例ごとに回数は変わりますが、25回〜35回程度の治療を行います。

・治療効果
 1年局所制御率:67.7%
 1年全生存率:49%

・主な副作用
 治療中は皮膚炎、消化管の炎症が生じることがあります。
 治療後は消化管潰瘍形成や胆管狭窄、胆管炎などが生じる可能性があります。

症例1:80代 女性(肝内胆管がん)

肝内胆管がん
肝内胆管がん

症例2:cT3N0M0(肝内胆管がん)

胆管細胞がん
胆管細胞がん
胆管細胞がん

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