南東北がん陽子線治療センターの理念

Academic
アカデミック:がん治療学に貢献すること
BreakThrough
ブレークスルー:治療成績の大幅な向上を図ること
Comfort
コンフォート:快適であること
南東北がん陽子線治療センターの特徴

南東北がん陽子線治療センターの陽子線装置は、静岡県のがんセンターに導入されているものをベースに設計されたものです。先進医療機器として国の認可を得ており、医療用に特化された装置として、今後世界にも普及していくことでしょう。加えて、当センターには、陽子線照射後の範囲が確認できるPET-CT装置があります。このことは当センターの大きな特色といえます。
陽子線を照射する治療室は3部屋で、自由な角度から照射できる部屋が2つと、水平ポートという固定式の部屋が1つあります。それぞれにメリットがあり、がんの種類によって部屋を使い分けます。
当センターの陽子線治療装置の特徴として、全室フラットな寝台型なので寝ている姿勢で照射ができます。そのメリットは、前立腺がんをターゲットととして利用できることです。

南東北がん陽子線治療センターは、地域がん診療連携拠点病院である総合南東北病院と高度診断治療センターである南東北医療クリニックおよび南東北眼科クリニックに隣接しています。これらの施設が一体となって、総合的な治療を提供しています。
これによって陽子線治療に加え、既存のがん治療である手術療法・化学療法・放射線療法についても、医学的根拠に基づいた適切な治療を受けることが出来ます。
陽子線照射施設内部

陽子線照射施設の1例をご紹介します。
陽子線を発生させる加速器室、陽子線を患者さんに照射する部屋、受付、待合室などから構成されます。