2026年5月6日から7日にかけて、ベトナム・ハノイにおいて、陽子線治療およびBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)に関する広報活動を行いました。 今回の訪問では、国際的な医療展示会「VIETNAM MEDI-PHARM 2026」にブースを出展し、日本の先進的ながん治療である陽子線治療およびBNCTについて紹介しました。会場では、医療関係者をはじめ多くの来場者の皆さまにお立ち寄りいただき、治療の特徴や適応、今後の連携可能性などについて多くのお問い合わせをいただきました。 また、展示会期間中には、ベトナム保健省を表敬訪問し、陽子線治療およびBNCTの技術的特徴、医療機器の導入、人材育成、将来的な技術協力の可能性について意見交換を行いました。ベトナム側からは、自国における陽子線治療の導入に向けた高い関心が示され、当院からの説明にも熱心に耳を傾けていただきました。 続いて、ハノイ医科大学病院を訪問し、病院長をはじめ医師の方々と、陽子線治療に関する専門的な意見交換を行いました。同病院においても、新病院建設にあわせた陽子線治療の導入に関心が示され、将来的なMOU締結についても話題に上るなど、今後の協力関係の構築に向けた有意義な機会となりました。 現地メディアにおいても、今回の活動は日本とベトナムのがん治療分野における連携を深める取り組みとして紹介されました。報道では、BNCTががん細胞を選択的に破壊する粒子線治療であること、また陽子線治療が腫瘍に線量を集中させ、周囲の正常組織への影響を抑える治療法であることなどが取り上げられています。 今回の訪問を通じて、ベトナムにおける先進的ながん治療への関心の高さを改めて実感するとともに、日本とベトナムの医療連携、技術協力、人材交流のさらなる発展に向けた大変有意義な機会となりました。 当院は今後も、陽子線治療およびBNCTをはじめとする先進的ながん治療の発展に努めるとともに、国内外の医療機関との連携を通じて、より多くの患者さまに質の高い医療を提供できるよう取り組んでまいります。