南東北がん陽子線治療センター

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陽子線治療とは

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  3. 陽子線治療とは
切らないという選択 それは治療によって当たり前の日常が妨げられないということです。

外来通院でがんを治す。
治療後の生活も守る。

陽子線治療は放射線治療の一種。周囲の正常な細胞への影響を抑えながら、がん病巣にピンポイントで照射できるのが特長です。“切らずに治す”体にやさしい治療であり、“切れないがんをも治す”ことも可能になりつつあります。
さまざまな理由で手術ができない、治療の選択肢が限られている、手術や入院は避けたい……。患者さんが抱えている悩みは千差万別です。そんな患者さんの一筋の光となれるよう、私たちは陽子線治療に取り組んでいます。

東北新幹線沿線なら
日帰り照射も可能

東京から新幹線で90分程度。首都圏からの日帰り照射も可能です。

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保険適用が少しづつ
広がっています。

近年公的医療保険適用の部位が増えてきました。より治療が受けやすくなっています。

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南東北陽子線センター
だからできる独自の治療

南東北がん陽子線治療センターは総合病院と併設しており、病巣を多角的に捉えた治療を行っています。

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腫瘍の深さでピタリと止まる陽子線。
周囲の正常組織への照射を最低限に
抑えられます。

がん治療に使われる放射線は、大きく「光子線」と「粒子線」の二つに分けられます。従来の放射線治療で使われるX線は光子線、陽子線は粒子線の一種です。
陽子線治療は、水素の原子核である陽子を光速の60%近くまで加速してがんにぶつけることで、がん細胞を死滅させる治療法です。すべての細胞は2重のらせん状になったDNA(遺伝子)によって、細胞分裂がコントロールされています。陽子線はがん細胞のDNAを2本とも切断する破壊力を持っており、その増殖を阻止できるのです。

さらに陽子線は、ある深さにおいてエネルギーのピーク(ブラッグピーク)を作り、止まる寸前にエネルギーを全部放出するという物理的特性を持っています。この特性を利用し、がんの近くにある臓器や周囲の正常細胞への影響を抑えながら、ピンポイントでがんを狙い撃ちできることも陽子線治療の特長です。体にメスを入れることなく、副作用も最小限に抑えられるため、がんの種類によっては外来通院で治療ができます。

陽子線だけで治療が難しい症例は、陽子線にエックス線や化学療法(抗がん剤)を組み合わせ、それぞれの治療法が得意とするところを生かした治療をご提供しています。

ブラックピークとは

陽子線は照射されると、体内のある一定の深さで止まる直前にエネルギーのピークを形成し、その後停止する特徴があります。